Japanese
English
特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅲ.胃・十二指腸
[治療]
安全・確実な上部消化管異物摘出術のストラテジー
Strategy for safe and secure endoscopic removal of foreign bodies in the upper gastrointestinal tract
赤松 泰次
1
,
下平 和久
2
,
植原 啓之
2
,
宮島 正行
2
,
原 悦雄
3
Taiji AKAMATSU
1
,
Kazuhisa SHIMODAIRA
2
,
Hiroyuki UEHARA
2
,
Masayuki MIYAJIMA
2
,
Etsuo HARA
3
1長野県立信州医療センター内視鏡センター
2長野県立信州医療センター消化器内科
3長野市民病院消化器内科
キーワード:
消化管異物
,
内視鏡的摘出術
,
上部消化管
Keyword:
消化管異物
,
内視鏡的摘出術
,
上部消化管
pp.172-178
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001677
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Tips
● 異物の種類,形状,大きさにより,摘出術の緊急性を判断する。
● 異物の形態によってスコープや内視鏡処置具を適切に選択する。
● 異物を把持する際,摘出時に異物の幅が最小になる部位を選ぶ。
● 生理的狭窄部(噴門部,食道気管分岐部,頸部食道,十二指腸異物ではさらに幽門輪)を通過するときは,ゆっくりと愛護的なスコープ操作を行う。
● 摘出後はスコープを再挿入し,消化管壁の損傷の程度を確認する。
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