Japanese
English
特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅲ.胃・十二指腸
[治療]
胃ESD後出血予防と対策あれこれ
Prevention and multidisciplinary management of delayed bleeding after gastric ESD
八田 和久
1
,
小池 智幸
1
,
尾形 洋平
1
,
宇野 要
1
,
正宗 淳
1
Waku HATTA
1
,
Tomoyuki KOIKE
1
,
Yohei OGATA
1
,
Kaname UNO
1
,
Atsushi MASAMUNE
1
1東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野
キーワード:
胃ESD後出血
,
リスク分類
,
出血予防法
Keyword:
胃ESD後出血
,
リスク分類
,
出血予防法
pp.162-166
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001675
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Tips
● 特に胃ESD後出血高リスク患者では,予防的焼灼を念入りに行うことが望ましい。
● 太い露出血管以外では鉗子を開かずに接触して予防的焼灼を行うことで手技時間を短縮できる。
● 後出血予防法として粘膜縫縮が有用な可能性があるが,胃ではより強固な縫縮が必要である。
● 後出血時には,①凝血塊を取り除いて出血点をしっかり視認,②正確に出血血管を把持しての通電凝固,③焦げた組織の上からは通電凝固せずにまず焦げた組織を取り除く,④オプションを多くもっておく,ことが重要である。
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