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特集 小児内視鏡診療のすべて
[上部消化管]
胃十二指腸疾患の特徴と内視鏡診断
Characteristics of gastroduodenal diseases and their endoscopic diagnosis
垣内 俊彦
1
Toshihiko Kakiuchi
1
1佐賀大学医学部小児科
キーワード:
上部消化管内視鏡検査
,
上部消化管疾患
,
小児
Keyword:
上部消化管内視鏡検査
,
上部消化管疾患
,
小児
pp.1405-1415
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001614
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はじめに
上部消化管内視鏡検査は,成人では多くが内視鏡検診あるいは胃癌などの腫瘍性病変の診断と治療を目標に行われるのに対して,小児では腹痛・嘔吐・成長障害などの症状の精査として行われている。上部消化管疾患の頻度は成人より低いが,小児でも「上部消化管内視鏡検査を実施すべき状況」が存在する。小児では,良性疾患が圧倒的に多く,肉眼観察では正常な部位を含めて,広い範囲から複数個の生検が必要となることが多いのが特徴の一つである。
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