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第6章 消化管
[消化管がん]内視鏡AIを活用した今後の消化器内視鏡診療
菊池 亮佑
1,2
,
柴田 淳一
1,2
,
多田 智裕
1,2
1株式会社AIメディカルサービス
2医療法人ただともひろ胃腸科肛門科
キーワード:
内視鏡AI
,
上部消化管内視鏡検査
,
下部消化管内視鏡
Keyword:
内視鏡AI
,
上部消化管内視鏡検査
,
下部消化管内視鏡
pp.610-613
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_610
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Summary
・近年,医療分野におけるさまざまな分野で人工知能(AI)が活用され,消化管領域においても病変の検出や診断を支援する内視鏡AIの実臨床への導入が始まっている.(株)AIメディカルサービスでは早期胃がんの検出を支援する内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAITM model-G」の製造販売承認を取得し,実臨床での実装化を進めている.
・現在までに消化管領域(食道,胃,大腸)における内視鏡AIの有用性は世界中から報告されており,その多くが非熟練医より優れ,熟練医と同等の診断能力を示している.
・内視鏡AIの実装化には医療コストなどの課題があり,上部消化管内視鏡検査におけるプログラム医療機器の保険収載が望まれる.
© Nankodo Co., Ltd., 2024