Japanese
English
特集 症例から学ぶ咽頭・食道ESD
表在型食道扁平上⽪癌のESD
ESD中に穿孔あるいは大きな筋層損傷を生じた
What if perforation (or major injury to the proper muscle layer) is encountered during ESD?
菊池 大輔
1,4
,
山下 聡
1
,
鈴木 悠悟
2
,
落合 頼業
2
,
田中 匡実
3
,
布袋屋 修
1,2
Daisuke Kikuchi
1,4
,
Satoshi Yamashita
1
,
Yugo Suzuki
2
,
Yorinari Ochiai
2
,
Masami Tanaka
3
,
Shu Hoteya
1,2
1虎の門病院分院消化管センター内科
2虎の門病院消化器内科
3公立阿伎留医療センター
4消化器と診断・治療内視鏡クリニック
キーワード:
食道ESD
,
穿孔
,
筋層損傷
Keyword:
食道ESD
,
穿孔
,
筋層損傷
pp.1179-1184
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001558
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はじめに
食道は管腔が直線的でありESDの手技は比較的画一化されている。しかし,胃と比べると壁が薄く,大腸と比べると心拍や蠕動のため動きのなかでの処置となる。食道ESDで穿孔や筋層損傷をきたすときにはいくつかのパターンが存在する。共通のパターンを理解することで回避することが可能である。本稿では,切開や剝離などESDのフェーズごとでの穿孔の状況を解説すると同時に,発生時の対応法について概説する。
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