Japanese
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特集 症例から学ぶ咽頭・食道ESD
表在型食道扁平上⽪癌のESD
左壁の病変で水没して視野が得られない
How should we perform ESD when the lesion is being submerged on the left side of the esophageal wall?
小西 宏奈
1
,
卜部 祐司
1
,
中村 岳夫
1
,
石橋 一樹
1
,
田中 秀典
1
,
桑井 寿雄
1
,
岡 志郎
1
Hirona Konishi
1
,
Yuji Urabe
1
,
Takeo Nakamura
1
,
Kazuki Ishibashi
1
,
Hidenori Tanaka
1
,
Toshio Kuwai
1
,
Shiro Oka
1
1広島大学病院消化器内科
キーワード:
食道表在癌
,
ESD
,
左壁
Keyword:
食道表在癌
,
ESD
,
左壁
pp.1170-1174
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001556
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はじめに
食道は,成人で25〜30cm前後の咽喉頭から胃までつながっているほぼ直線状の管腔臓器であり,彎曲した臓器である胃や大腸と比べると局在によるESDの難易度に差は少ない。しかし,内視鏡で食道を観察する際には左側臥位のため,水没しやすい左壁側の病変はESDの難易度が比較的高いとされる。本稿では,食道左壁側病変に対するESDのコツとポイントを解説する。
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