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特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
序説 十二指腸・小腸疾患にも目を向けよう
Introductory remarks Let’s pay attention to duodenal and small intestinal diseases
山本 博徳
1
Hironori Yamamoto
1
1自治医科大学内科学講座消化器内科学部門
pp.445-445
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001304
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このたび樫田博史先生をプランナーとして『消化器内視鏡』の特集,「十二指腸・小腸疾患アトラス」が企画された。消化管疾患の診断において内視鏡所見をもとにした画像診断の役割は大きい。画像診断においてその疾患の所見の特徴を知っていれば診断は容易であるが,知らなければ診断が困難となる。要するに見たことがある特徴的所見を認識できることが画像診断には重要となってくる。日常診療のなかで多数の疾患の内視鏡所見をすべて経験することは不可能に近いし,教科書や症例報告からすべて学ぶことも難しい。珍しい内視鏡像に遭遇した際に過去の症例報告の写真と照らし合わせて診断することも必要であるが,効率的ではない。そのような場合,珍しい特徴的な内視鏡画像を集めたアトラスがあれば非常に有用となる。
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