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特集 基本が大切 胃内視鏡診断
[各論]
【Note】消化性胃潰瘍の予後予測
Risk stratification for bleeding complications in patients with peptic gastric ulcer
河口 剛一郎
1
,
池淵 雄一郎
1
,
八島 一夫
1
,
磯本 一
1
Koichiro Kawaguchi
1
,
Yuichiro Ikebuchi
1
,
Kazuo Yashima
1
,
Hajime Isomoto
1
1鳥取大学医学部消化器・腎臓内科学
キーワード:
消化性胃潰瘍
,
高齢者
,
予後予測スコア
,
緊急内視鏡
Keyword:
消化性胃潰瘍
,
高齢者
,
予後予測スコア
,
緊急内視鏡
pp.239-241
発行日 2024年2月25日
Published Date 2024/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001238
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はじめに
消化性胃潰瘍による上部消化管出血は,緊急内視鏡検査の原因として,現在でも最も頻度の高いものの一つである。本邦における内視鏡的止血術の治療成績は良好であるものの,重篤な基礎疾患をもつ患者や高齢者では,予後不良の転帰をたどる症例も存在する。上部消化管出血に関する国内外のガイドラインにおいて,発症早期からリスクスコアリングシステムによる治療介入の必要性や死亡リスクを評価することが推奨されている。しかし,実臨床においてはほとんど活用されていないのが現状である。
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