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特集 診療に役立つ内視鏡分類2024
[胃]
胃潰瘍・胃ポリープ
Gastric ulcer/Gastric polyp
貝瀬 満
1
,
恩田 毅
1
,
岩切 勝彦
1
Mitsuru Kaise
1
,
Takeshi Onda
1
,
Katsuhiko Iwakiri
1
1日本医科大学消化器内科学
キーワード:
胃潰瘍
,
胃ポリープ
Keyword:
胃潰瘍
,
胃ポリープ
pp.57-61
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001194
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Ⅰ.胃潰瘍
1.疾患の概要
胃潰瘍とは局所傷害による胃壁の欠損を指す。胃酸やペプシンといった粘膜傷害を起こす攻撃因子が粘液や血流などの粘膜防御機能を凌駕すると胃潰瘍が形成されると考えられている(バランス説)1)。病因として,Helicobacter pylori(H. pylori)感染,非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs),高度のストレス,種々の感染症や虚血などが知られている。
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