Japanese
English
特集 膵囊胞マネージメント,これ一冊
[腫瘍性囊胞性疾患]
IPMNの診断
Diagnosis of intraductal papillary mucinous neoplasm (IPMN)
藤田 曜
1
,
良沢 昭銘
1
,
水出 雅文
1
,
谷坂 優樹
1
,
塩味 里恵
1
,
申 貴広
1
,
杉本 啓
1
,
佐藤 遼
1
,
地主 龍平
1
Akashi Fujita
1
,
Shomei Ryozawa
1
,
Masafumi Mizuide
1
,
Yuki Tanisaka
1
,
Rie Shiomi
1
,
Takahiro Shin
1
,
Kei Sugimoto
1
,
Ryo Sato
1
,
Ryuhei Jinushi
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
キーワード:
IPMN
,
EUS
,
ERCP
Keyword:
IPMN
,
EUS
,
ERCP
pp.896-902
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000801
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はじめに
近年の画像診断の発達により,日常臨床において膵囊胞性病変を診療する機会は多く,無症状で偶発的に発見される機会も増加している。膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)は膵囊胞性病変のなかでは比較的高頻度にみられ,外科的な手術が必要なものから経過観察で十分なものまである。2017年に刊行されたIPMN/MCN国際診療ガイドラインの改訂版(IAP 2017)1)により診断や治療に関して新たな指針が示されており,診断医として臨床症状や画像所見を十分に熟知することが求められている。本稿では,IPMNの内視鏡診断の実際について,他の画像モダリティとも比較し,概説する。
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