Japanese
English
特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]胃ESD
術中に穿孔をきたした場合の対応
Intraoperative perforation during gastric ESD
魚住 健志
1
,
阿部 清一郎
1
,
鈴木 晴久
1
,
吉永 繫高
1
,
斎藤 豊
1
Takeshi Uozumi
1
,
Seiichiro Abe
1
,
Haruhisa Suzuki
1
,
Shigetaka Yoshinaga
1
,
Yutaka Saito
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
術中穿孔
,
気腹
,
腹腔穿刺
Keyword:
術中穿孔
,
気腹
,
腹腔穿刺
pp.222-224
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000638
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はじめに
ESD中の穿孔は2.3%1)と報告されており,ESDにおける重要な合併症の一つである。おもな術中穿孔のリスク因子としては①病変径>20mm,②潰瘍瘢痕,③U領域病変,④大彎病変2)などが報告されており,上記の因子を有する病変の治療の際には注意を要する。術中穿孔の大部分は早期に適切な対応を行えれば外科的介入を必要とせず,保存的に加療可能である1)ため,ESDを施行する内視鏡医は穿孔時のマネジメントについて十分熟知しておく必要がある。本稿では術中穿孔の対応および術後管理について概説する。
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