特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅳ.腹部
3.胃内異物
磯山 徹
1
,
豊島 宏
1
1日本赤十字社医療センター消化器外科
pp.136-137
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901332
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胃内異物には,嚥下した物質が消化されずに胃内に存在する状態と,食物等が胃内で異物化する場合(胃石)に大別される.嚥下した物質の内容・大きさ・形により,救急摘出処置の必要性が決定される.胃内で変化を起こす物(電池など)や針などの鋭的異物は早急に摘出するほうが安全である.胃石は開腹し摘出する適応であるが,一般的には緊急性は少ない.
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