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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]胃ESD
予想に反した病変のESD
How to overcome unexpected difficulties in gastric ESD
池原 久朝
1
,
草野 央
1
Hisatomo Ikehara
1
,
Chika Kusano
1
1北里大学医学部消化器内科学
キーワード:
ESD
,
高難度
,
トラブルシューティング
Keyword:
ESD
,
高難度
,
トラブルシューティング
pp.216-218
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000636
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Ⅰ 予期せぬ状況に追い込まれたときの心構え
早期胃癌に対する内視鏡治療として1990年代後半に開発されたESDは本邦において広く普及し,現在においては標準的治療と考えられている1)。しかし,胃ESDでは部位別に難易度が大きく変化することが知られている。時として術前には予想できなかった高度線維化や高度浸潤,多数の血管の存在や局在による操作困難などで術者は窮地に追い込まれることも珍しくない。術者は一度始めてしまったESDを途中で撤退する選択肢をもっておく冷静さが最も重要と筆者は考える。
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