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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]食道ステント留置術
食道悪性狭窄に対するステント選択の注意点や位置ズレの予防と対策
Stent selection for malignant esophageal stricture and troubleshooting against misplacement
前川 聡
1
,
田中 彩
1
,
若松 周司
1
,
宮崎 昌典
1
,
飯島 英樹
1
Akira Maekawa
1
,
Aya Tanaka
1
,
Shuji Wakamatsu
1
,
Masanori Miyazaki
1
,
Hideki Iijima
1
1大阪警察病院消化器内科
キーワード:
食道悪性狭窄
,
ステント位置ズレ
,
ステント逸脱
Keyword:
食道悪性狭窄
,
ステント位置ズレ
,
ステント逸脱
pp.186-187
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000624
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はじめに
食道悪性狭窄に対する金属ステント留置術は,通過障害の緩和や穿孔時の対処法として有効な治療である1)。食道は屈曲が少なく,他の臓器と比べると留置はしやすいが,狭窄の原因や部位,放射線の治療歴などにあわせて長さや特性の異なるステントを適切に選択する必要がある。また留置時の位置ズレや,穿孔,逸脱などに注意が必要であり,それらの予防とトラブルシューティングについて対策が必要である。本稿では位置ズレやステントの長さ選択ミスについての予防策や,実際にトラブルが生じてしまった場合の対応について解説する。
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