消化器癌におけるバイパス術とステント治療
胆道 悪性胆管狭窄に対するステント治療
露口 利夫
1
,
杉山 晴俊
,
中村 昌人
,
熊谷 純一郎
,
高橋 幸治
,
大和 睦美
,
妹尾 純一
,
林 雅博
,
三方 林太郎
,
酒井 裕司
1千葉大学 消化器・腎臓内科
キーワード:
十二指腸閉塞
,
膵臓腫瘍
,
胆管腫瘍
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
胆汁うっ滞
,
胆嚢腫瘍
,
Klatskin腫瘍
,
自己拡張型金属ステント
Keyword:
Self Expandable Metallic Stents
,
Bile Duct Neoplasms
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Cholestasis
,
Gallbladder Neoplasms
,
Duodenal Obstruction
,
Pancreatic Neoplasms
,
Klatskin Tumor
pp.1081-1089
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016410221
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悪性胆道狭窄に対するステント治療について,内視鏡的治療を中心にレビューした.ステントには安価なプラスチックと金属ステントがあり,その選択は患者の予後,背景疾患,狭窄部位,施設の診療方針などにより決定される.また,肝門部狭窄や十二指腸閉塞を合併する例におけるストラテジーは今なおコントラバーシーであり,今後のエビデンスの蓄積をまつ必要がある.
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