Japanese
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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅳ. びまん性病変
1. びまん性炎症性病変
Helicobacter pylori 胃炎―現感染胃炎:鳥肌胃炎―
H. pylori gastritis-current active gastritis:nodular gastritis
鎌田 智有
1
,
勝又 諒
1
,
村尾 高久
1
Tomoari KAMADA
1
,
Ryo KATSUMATA
1
,
Takahisa MURAO
1
1川崎医科大学総合医療センター健康管理学
キーワード:
鳥肌胃炎
,
H. pylori感染
,
胃癌
Keyword:
鳥肌胃炎
,
H. pylori感染
,
胃癌
pp.254-255
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000439
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疾患の概要
1962年,竹本ら1)は日本消化器内視鏡学会雑誌において世界で初めて鳥肌胃炎の報告を行い,20歳女性の胃癌手術症例の胃カメラ像で「とりはだ」にも比すべき著明な顆粒像を広汎に認めたと報告した。古くは若年女性に多い生理的な現象と考えられていたが,現在では小児から若年成人を中心としたHelicobacter pylori(H.pylori)感染者の特徴的な胃炎の一つである。また,鳥肌胃炎はH.pylori感染のみならず,稀にHelicobacter suis感染により発生することがある。
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