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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
3. 非上皮性隆起病変
B. 非腫瘍性非上皮性病変
胃アミロイドーシス(限局性隆起病変)
Gastric amyloidosis(cases with localized elevated lesion)
樫田 博史
1
,
松井 繁長
1
,
筑後 孝章
2
Hiroshi KASHIDA
1
,
Shigenaga MATSUI
1
,
Takaaki CHIKUGO
2
1近畿大学医学部消化器内科
2近畿大学医学部病理診断科
キーワード:
胃アミロイドーシス
,
老人性アミロイドーシス
Keyword:
胃アミロイドーシス
,
老人性アミロイドーシス
pp.136-137
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000390
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疾患の概要
線維構造状蛋白のアミロイドが細胞外に沈着する疾患である。アミロイド蛋白には十数種類あり,血清アミロイドA(AA型),免疫グロブリンL鎖(AL型),β2-ミクログロブリン(β2M型),トランスサイレチン(ATTR型)などに分類され,それぞれに対する特異抗体を用いた免疫染色にて診断する。遺伝性ATTRアミロイドーシスはTTR遺伝子が変異しており,家族性アミロイドポリニューロパチー(familial amyloid polyneuro-pathy:FAP)と呼ばれる。非遺伝性ATTRアミロイドーシスはTTR遺伝子が野生型であり,老人性全身性アミロイドーシス(senile systemic amyloidosis:SSA)と呼ばれる1)。
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