Japanese
English
特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
3. 非上皮性隆起病変
B. 非腫瘍性非上皮性病変
胃壁外圧排
Extrinsic compression of the gastric wall
木村 隆輔
1
,
松田 尚久
1
,
五十嵐 良典
1
Ryusuke KIMURA
1
,
Takahisa MATSUDA
1
,
Yoshinori IGARASHI
1
1東邦大学医療センター大森病院消化器内科
キーワード:
壁外圧排
Keyword:
壁外圧排
pp.138-139
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000391
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疾患の概要
胃壁外圧排とは,胃が周囲臓器より壁外から圧排され,胃内視鏡や胃X線検査時に粘膜下腫瘤様に変形して観察される所見をいう。胃体部では,腸管拡張,肝臓・膵臓(囊胞・腫瘍など),穹窿部は肝臓・脾臓(囊胞・動脈瘤など)により圧排所見を認めることがある。上部消化管の粘膜下腫瘤様隆起の約30%が壁外圧排であったとする報告がある1)。
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