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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
2. 上皮性・腫瘍性隆起病変
C. 広基性隆起
進行胃癌(1型)
Advanced cancer (type 1)
平井 悠一郎
1
,
阿部 清一郎
1
,
関根 茂樹
2
Yuichiro HIRAI
1
,
Seiichiro ABE
1
,
Shigeki SEKINE
2
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
2国立がん研究センター中央病院病理診断科
キーワード:
胃癌
,
1型
,
腫瘤型
Keyword:
胃癌
,
1型
,
腫瘤型
pp.92-93
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000368
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疾患の概要
胃癌取扱い規約では,壁深達度が肉眼的に固有筋層以深に及んでいると推定される病変を「進行型」とし,さらにその形態から1~5型に分類している。1型は腫瘤型ともいわれ,明らかに隆起を形成した形態を示し,周囲粘膜との境界が明瞭なものと定義される1)。隆起の大きさは30mm以上であることが多く,表面は粗糙な結節状を呈し,びらんや出血,白苔を伴うことも多い。また,腫瘍の深部浸潤に伴って基部の持ち上がりや周囲粘膜のひきつれ像を認めることがある。
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