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特集 好酸球性消化管疾患のすべて
[各論 好酸球性食道炎と好酸球性胃腸炎]
《TOPICS》好酸球性食道炎の拡大内視鏡・超拡大内視鏡所見
Magnifying Endoscopic observation (including endocytoscopy) for eosinophilic esophagitis
熊谷 洋一
1
,
川田 研郎
2
,
田久保 海誉
3
Youichi KUMAGAI
1
,
Kenro KAWADA
2
,
Kaiyo TAKUBO
3
1埼玉医科大学総合医療センター消化管・一般外科
2東京医科歯科大学食道胃外科
3東京都健康長寿医療センター研究所
キーワード:
好酸球性食道炎
,
拡大内視鏡
,
超拡大内視鏡
Keyword:
好酸球性食道炎
,
拡大内視鏡
,
超拡大内視鏡
pp.1361-1363
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000287
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はじめに
好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis:EoE)は,海外では1990年代に疾患概念が確立されていたが,本邦では1998年に最初に報告され2010年ごろより報告数が増加した比較的新しい疾患である。診断の組織学的必須条件は食道粘膜の生検で食道上皮への好酸球浸潤が15個以上/HPF(400倍視野)である。他にEoEの組織学的特徴として基底層の肥厚,乳頭の延長,上皮細胞間隙の開大,粘膜固有層の線維化などがあげられる。
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