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特集 肝門部領域胆管ドレナージを極める
[各論]
肝門部胆管ドレナージに必要な内視鏡関連デバイス
Endoscopic devices for hilar biliary drainage
髙橋 翔
1
,
牛尾 真子
1
,
福間 泰斗
1
,
髙崎 祐介
1
,
鈴木 彬実
1
,
伊藤 光一
1
,
冨嶋 享
1
,
石井 重登
1
,
藤澤 聡郎
1
,
伊佐山 浩通
1
Sho Takahashi
1
,
Mako Ushio
1
,
Taito Fukuma
1
,
Yusuke Takasaki
1
,
Akinori Suzuki
1
,
Koichi Ito
1
,
Ko Tomishima
1
,
Shigeto Ishii
1
,
Toshio Fujisawa
1
,
Hiroyuki Isayama
1
1順天堂大学大学院医学研究科消化器内科学
キーワード:
内視鏡関連デバイス
,
肝門部胆道閉塞
,
胆管ドレナージ
Keyword:
内視鏡関連デバイス
,
肝門部胆道閉塞
,
胆管ドレナージ
pp.1072-1078
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000229
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はじめに
肝門部胆管癌に対するERCPの目的は,①病理学的確定診断,②切除可能であれば術式決定のための進展度評価,③胆管ドレナージ,の3つに大別される。肝門部のERCPは内視鏡処置のなかで最も難易度が高い手技の一つであり,施行前に十分なストラテジーを立ててから望むべきである。また昨今の化学療法の進歩に伴い各癌腫での予後が延長してきており,肝門部胆管癌も例外ではない1)。そのため肝門部胆道閉塞のドレナージは初回の留置だけでなく,ステント閉塞に施行されるre-interventionも見据えて戦略を立てる必要がある。
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