Japanese
English
特集 大腸鋸歯状病変のすべて
[各論 診断]
Sessile serrated lesion with dysplasia(SSLD)の病理学的意味合い
Pathological interpretation of sessile serrated lesion with dysplasia (SSLD)
河内 洋
1
Hiroshi Kawachi
1
1がん研究会有明病院病理部
キーワード:
大腸
,
広基性(無茎性)鋸歯状病変
,
異形成
,
鋸歯状腺腫
,
粘膜内癌
,
診断基準
,
病理
Keyword:
大腸
,
広基性(無茎性)鋸歯状病変
,
異形成
,
鋸歯状腺腫
,
粘膜内癌
,
診断基準
,
病理
pp.923-928
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000200
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はじめに
本稿では,WHO分類第5版における大腸鋸歯状病変のうち,sessile serrated lesion with dysplasia(SSLD)の病理に焦点を絞って解説する。筆者施設ではこれまで,日常の大腸鋸歯状病変病理診断においてSSLDの診断名を避け,具体的な組織成分の記載を行ってきたが,グローバルな視点に立てば,今後,SSLDの語を使用することは避けられないと考えられる。病理医,内視鏡医ともに,SSLDを適切に理解し,正しく使用することが重要である。
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