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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]上部消化管内視鏡
嗚咽が著明でおさまらない
Gag reflex
石橋 史明
1
,
鈴木 翔
1
,
持田 賢太郎
1
,
永井 瑞紀
1
,
森下 鉄夫
1
Fumiaki Ishibashi
1
,
Sho Suzuki
1
,
Kentaro Mochida
1
,
Mizuki Nagai
1
,
Tetsuo Morishita
1
1国際医療福祉大学市川病院消化器内科
キーワード:
嗚咽
,
嘔吐反射
,
上部消化管内視鏡検査
Keyword:
嗚咽
,
嘔吐反射
,
上部消化管内視鏡検査
pp.170-172
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000618
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はじめに
無鎮静下の上部消化管内視鏡検査では,ひどい嗚咽(嘔吐反射)のために検査に支障をきたすことがある。嗚咽が持続すると,その検査の質や精度を低下させるだけではなく被験者が次回の検査も忌避するようになり,被験者の健康に長期的に影響する可能性もある。さらに,嗚咽の反復によりMallory-Weiss症候群などの合併症を発生するリスクもある。本稿では,嗚咽が起きるメカニズムについて考察し,原因ごとに内視鏡医ができる対策について論じる。
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