特集 十二指腸はこう診る
内視鏡分類(長谷部分類)にもとづく十二指腸病変の内視鏡診断 平坦病変(非乳頭部)の内視鏡診断
伊東 傑
1
,
西井 慎
,
溝口 明範
,
和田 晃典
,
杉原 奈央
,
堀内 和樹
,
成松 和幸
,
東山 正明
,
高本 俊介
,
穂苅 量太
1防衛医科大学校 内科学2
キーワード:
ジアルジア症
,
血管疾患
,
黒皮症
,
IgA血管炎
,
十二指腸鏡法
,
十二指腸疾患
,
鑑別診断
,
腸リンパ管拡張症
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Vascular Diseases
,
Duodenal Diseases
,
Lymphangiectasis, Intestinal
,
Melanosis
,
Giardiasis
,
IgA Vasculitis
,
Duodenoscopy
pp.1025-1031
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020388240
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
十二指腸は比較的疾患頻度の低い臓器であるが、近年は検診での上部消化管内視鏡検査の普及に伴い、内視鏡医が十二指腸病変に遭遇する機会も増えてきている。そのなかで、隆起や陥凹などの形態変化を伴う病変と比較し平坦な病変は発見・診断が困難な例もあり、細かな色調変化を見落とさずに観察することが重要となる。そのためにも、十二指腸平坦病変の内視鏡所見の特徴を念頭において、画像強調内視鏡や色素散布法を用いた総合的な観察が必要である。
Copyright© 2020 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.