特集 不定愁訴-漠然とした訴えにどう応えるか
不定愁訴と不登校
岡田 あゆみ
1
1岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科小児医科学
キーワード:
葛藤
,
心身医学
,
自律神経失調症
,
不登校
,
機能性身体症候群
Keyword:
Conflict, Psychological
,
Psychosomatic Medicine
,
Phobic Disorders
pp.733-739
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021231289
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<Key Points>(1)不登校の初期には、身体症状のために小児科を受診することが多い。(2)通常の治療に反応しない場合、心理社会的要因として「不登校」を念頭に登校状況を確認する。(3)不登校の背景の問題を見落とさないために、登校のストレスが減った後の症状変化を確認する。(4)機能性疾患は、登校のストレス以外でも悪化するので、上手に付き合う方法を探していく。(5)親子の相談が身体症状から登校状況に変化したら教育機関での相談を提案・紹介する。
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