特集 不登校
身体的不定愁訴に対する不登校を念頭においた医療面接
関口 進一郎
1
1杏林大学 医学部医学教育学
キーワード:
情動
,
ライフスタイル
,
病歴聴取
,
自律神経失調症
,
不登校
,
緊張(心理的)
Keyword:
Life Style
,
Phobic Disorders
,
Medical History Taking
,
Affect
pp.740-745
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020280398
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<Key Points>(1)不登校の存在を疑う場合には、「学校にはどのくらい行けていますか」という質問をきっかけとして学校生活への影響についてたずねる。(2)症状の程度や場所が移動しやすい、症状が多彩である、訴えのわりに重症感がない、理学的所見と症状とが合わないときには心理社会的要因の関与を疑う。(3)初回の医療面接では十分な時間をとって子どもと親の話を聴くことが理想だが、実際には診察にかけられる時間の長さに応じて面接を進める必要がある。
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