特集 不定愁訴-漠然とした訴えにどう応えるか
不定愁訴はなぜ増加しているか? その背景因子
大谷 良子
1
,
作田 亮一
1獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター
キーワード:
危険因子
,
食行動
,
心身症
,
身体運動
,
睡眠
,
心理的ストレス
,
自律神経失調症
,
疾病の流行
,
画面を見ている時間
,
COVID-19
Keyword:
Exercise
,
Stress, Psychological
,
Feeding Behavior
,
Screen Time
,
Sleep
,
Psychophysiologic Disorders
,
COVID-19
,
Risk Factors
,
Epidemics
pp.727-732
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021231288
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<Key Points>(1)不定愁訴を訴え受診する子どもたちは多く思春期年齢で増加する。(2)不定愁訴を示す病態のうち心理社会的因子が関与しているものが「小児心身症」であり、心理社会的因子は直接因子と背景因子に分かれる。(3)背景因子は子どもを取り巻く生活習慣、学校や家庭の問題、生物学的素因が複雑に絡み合っている。(4)COVID-19による子どものストレスへの影響に関しては長期的に評価と支援が必要である。
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