特集 不定愁訴-漠然とした訴えにどう応えるか
不定愁訴の鑑別診断 器質的疾患を見逃さないために 頭痛と頭重感
永井 章
1
1国立成育医療研究センター 総合診療部総合診療科
キーワード:
危険因子
,
鑑別診断
,
頭痛
,
病歴聴取
,
頭痛-緊張性
,
自律神経失調症
,
不登校
,
前兆のない片頭痛
Keyword:
Migraine without Aura
,
Diagnosis, Differential
,
Headache
,
Tension-Type Headache
,
Phobic Disorders
,
Medical History Taking
,
Risk Factors
pp.773-776
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021231296
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<Key Points>(1)頭痛の診療には最多原因疾患である一次性頭痛(とくに片頭痛)をよく理解することが欠かせない。またその診断はICHD-3に従う。(2)二次性頭痛、とくに画像適応を要する頭痛を適切に疑い、診断するために、そのリスク因子を知り、問診、診察を行うことが大事である。(3)CDHではしばしば不登校を伴い、精神医学的評価や心理社会的な対応が必要となる。
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