研究・報告
眼育(めいく)さばえプロジェクト 子どもたちの眼の健康に関するアンケート調査
石井 雅子
1
1新潟医療福祉大学 医療技術学部視機能科学科
キーワード:
質問紙法
,
遊戯と玩具
,
眼疾患
,
視力
,
睡眠
,
携帯情報端末
,
スマートフォン
,
小児の健康
,
携帯電話使用
,
生活時間
,
画面を見ている時間
,
鯖江市
Keyword:
Visual Acuity
,
Screen Time
,
Smartphone
,
Child Health
,
Sleep
,
Cell Phone Use
,
Play and Playthings
,
Eye Diseases
,
Computers, Handheld
pp.952-957
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J03252.2022078793
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就学前の子どもの遊び、デジタルデバイスの使用状況、目についての心配事などを明らかにすることを目的に、福井県鯖江市内のこども園、保育所、幼稚園14ヶ所の園児(3歳未満・3歳・4歳・5歳)を対象にアンケート調査を行い、721名(男児359名、女児331名、不明31名)より回答を得た。その結果、普段、屋内と屋外のどちらで遊ぶことが多いかについて、444名(61.6%)が屋内と回答しており、いずれの年齢においても屋外より屋内で遊ぶ回答が多かった。スマートフォンなどのデジタルデバイスを用いた遊びは217名(30.1%)が行っており、その割合は年齢が上がるにつれ増加していた。また、自由記述から、保護者の児の目に関する不安・心配では、デジタル機器による目への影響(32名)、テレビ視聴時の距離の姿勢による目への影響(27名)などが挙げられたが、保護者の30%以上が子どもの見え方について「分からない」と回答しており、就学前の児に対して定期的な視力検査を行い、早期に異常を発見することが必要と考えた。
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