特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 腎疾患 ネフローゼ症候群
櫻谷 浩志
1
,
大友 義之
1順天堂大学医学部附属練馬病院 小児科
キーワード:
ネフローゼ症候群
,
血液製剤
,
ショック
,
急性腎障害
,
浮腫
,
輸液療法
,
利尿剤
,
Human Serum Albumin
Keyword:
Shock
,
Serum Albumin, Human
,
Diuretics
,
Edema
,
Nephrotic Syndrome
,
Acute Kidney Injury
pp.578-583
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208452
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<Key Points>(1)ネフローゼ症候群で積極的に輸液療法を行うことは少ないが浮腫などの管理に薬物療法が必要となる。(2)浮腫の機序としてunderfilling仮説とoverfilling仮説の2つがあり治療も相反するため、治療前の正確な体液評価が必要である。(3)病態評価前のアルブミン製剤・利尿薬の安易な使用は避けなければならない。
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