特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 熱傷
神薗 淳司
1
1北九州市立八幡病院 小児総合医療センター
キーワード:
Ascorbic Acid
,
熱傷
,
血液製剤
,
蘇生
,
輸液療法
,
重症度指標
,
Human Serum Albumin
,
Ringer's Lactate
,
開始液
Keyword:
Ascorbic Acid
,
Resuscitation
,
Severity of Illness Index
,
Burns
,
Serum Albumin, Human
,
Ringer's Lactate
pp.538-543
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208445
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<Key Points>(1)TBSA10%以上の熱傷患者は、熱傷治療を専門とする医療機関への搬送を考慮すべきである。(2)乳酸リンゲル液による輸液療法を体重と熱傷面積に基づいて蘇生治療の一環として開始する。(3)呼吸循環動態モニタリングと時間尿量により1時間ごとの評価と輸液量の調整が求められる。(4)アルブミン製剤や高用量アスコルビン酸の併用も見据えた合併症予防に努める。(5)致死的敗血症性ショックの予防には、徹底した創部の監視モニタリングが不可欠である。
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