特集 必携!外傷と外科疾患への対応
ていねいな診療を必要とする疾患 低位鎖肛、肛門狭窄症 排便障害の鑑別と治療
木村 俊郎
1
,
渕本 康史
1国際医療福祉大学成田病院 小児外科
キーワード:
病的狭窄
,
肛門部
,
鎖肛
,
排便障害
Keyword:
Anal Canal
,
Constriction, Pathologic
,
Anus, Imperforate
pp.285-288
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021147517
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<Key Points>(1)低位鎖肛は会陰に瘻孔が開口しており、出生後の胎便排泄もあるため、新生児期に異常に気づかれないことがある。(2)肛門狭窄症の場合、会陰部のbucket handleが特徴的である。(3)正常な肛門の位置は、男児では会陰全体のほぼ中央で、女児では会陰全体の前方約1/3に開口する。低位鎖肛の場合は正常な肛門の位置よりも前方で瘻孔が開口する。
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