特集 必携!外傷と外科疾患への対応
ていねいな診療を必要とする疾患 肛門周囲膿瘍 切開排膿vs漢方
伊勢 一哉
1
,
岡村 敦
1仙台赤十字病院 小児外科
キーワード:
ドレナージ
,
漢方薬
,
直腸肛門周囲膿瘍
Keyword:
Drugs, Chinese Herbal
,
Drainage
pp.290-293
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021147518
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<Key Points>(1)乳児の肛門周囲膿瘍は再燃をくり返すこともあるが、ほとんどは1歳ごろまでに自然治癒する。(2)切開排膿では、1回で治癒する場合、処置通院が必要な場合、再発する場合とさまざまである。(3)漢方治療では、十全大補湯や排膿散及湯がよく処方され、通院は少なくてすむ。(4)基礎的疾患が原因となる場合や、瘻孔になった場合には、小児外科へ紹介する。
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