特集 必携!外傷と外科疾患への対応
ていねいな診療を必要とする疾患 Hirschsprung病・類縁疾患 新生児イレウスの鑑別
松藤 凡
1
,
矢田 圭吾
,
吉田 響子
1聖路加国際病院 小児外科
キーワード:
Hirschsprung病
,
新生児疾患
,
鑑別診断
,
腸閉塞
,
腸閉鎖症
,
小腸疾患
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hirschsprung Disease
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Intestinal Atresia
,
Intestinal Obstruction
pp.280-284
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021147516
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<Key Points>(1)新生児期に、嘔吐、腹部膨満、胎便排泄遅延などを認めたときは、小児外科的疾患が疑われる。(2)先天性小腸閉鎖は緊急手術が必要であり、小児外科へ診療を依頼する。(3)Hirschsprung病の多くは、新生児期から腸閉塞症状を呈するが、症状が軽微なものでは、乳幼児期以降に診断されることがある。(4)Hirschsprung病類縁疾患はまれな疾患群であり、専門施設での診療が必要である。
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