特集 発生学から考えてみよう!小児の先天疾患
鎖肛、Hirschsprung病
下島 直樹
1
,
廣部 誠一
1東京都立小児総合医療センター 外科
キーワード:
Hirschsprung病
,
肛門部
,
鎖肛
,
神経再生
,
筋層間神経叢
,
神経発生
,
肛門形成術
Keyword:
Anal Canal
,
Hirschsprung Disease
,
Myenteric Plexus
,
Nerve Regeneration
,
Anus, Imperforate
,
Neurogenesis
pp.1117-1125
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021292930
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●鎖肛は直腸肛門が正常の解剖と異なる位置関係となっており、手術では正常の解剖に近づける考えが重要である。●Hirschsprung病は遠位側腸管における腸管神経系の欠如が本態であり、無神経節部の確実な切除が重要であり、そのための正しい神経分布の評価が求められる。●Hirschsprung病では病体解明と腸管神経再生の研究がすすんでおり、将来の臨床応用に期待がかかる。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.