"大腸腫瘍"内視鏡的治療の最前線
大腸ESD困難例に対する対応 肛門近傍病変
野中 康一
1
,
大圃 研
1NTT東日本関東病院 消化器内科
キーワード:
局所解剖学
,
病的狭窄
,
肛門部
,
術後合併症
,
術後管理
,
大腸腫瘍
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Anatomy, Regional
,
Anal Canal
,
Constriction, Pathologic
,
Postoperative Care
,
Postoperative Complications
,
Colorectal Neoplasms
pp.183-187
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014091105
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大腸ESD(endoscopic submucosal dissection)は2012年4月に保険収載されたが,その技術的難易度の高さから完全に普及するには至っていない.直腸病変におけるESDは結腸と比べて比較的安全に施行しうると考えられており,とくに肛門近傍の病変においては機能温存の点からも大腸ESDのメリットがもっとも大きく,今後普及していくことが望まれる.しかし,肛門近傍特有の注意点やそれらに対する解決策についての知識が必要であるのも事実である.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.