特集 小児科医が知っておきたい精神医学
症状からみた鑑別診断・対応のポイント 行動上の問題、あるいは「問題行動」 他害、破壊行為、嘘、窃盗など
野村 健介
1
1島田療育センター 児童精神科
キーワード:
注意欠如・多動症
,
コミュニケーション
,
鑑別診断
,
病歴聴取
,
共存疾患
,
盗み
,
チェックリスト
,
問題行動
,
自閉症スペクトラム障害
,
犯罪行動
,
破壊行動
Keyword:
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Diagnosis, Differential
,
Autism Spectrum Disorder
,
Criminal Behavior
,
Problem Behavior
,
Problem Behavior
,
Communication
,
Comorbidity
,
Theft
,
Medical History Taking
,
Checklist
pp.1877-1880
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088618
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<Key Points>(1)行動上の問題が、極端でかつ持続的であり、結果として本人の日常生活における機能に障害をもたらしているときには秩序破壊的・衝動制御・素行症群の診断で専門的な治療が必要となる。(2)行動上の問題はそれ以外の精神疾患でも広く認められ、その場合はそれぞれの精神疾患の治療を優先する。(3)通常の小児科外来で行動上の問題に対応する場合は応用行動分析を用いるとよい。
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