特集 小児科医が知っておきたい精神医学
子どもによくみられる精神疾患 診断と治療のポイント 強迫症
金生 由紀子
1
1東京大学 大学院医学系研究科脳神経医学専攻統合脳医学講座こころの発達医学分野
キーワード:
家族
,
注意欠如・多動症
,
強迫行動
,
強迫症
,
インプローシブ療法
,
鑑別診断
,
認知療法
,
共存疾患
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
強迫観念
,
社会的支援
,
チック症
,
心理教育
,
自閉症スペクトラム障害
Keyword:
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Diagnosis, Differential
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Autism Spectrum Disorder
,
Family
,
Implosive Therapy
,
Compulsive Behavior
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Comorbidity
,
Obsessive Behavior
,
Obsessive-Compulsive Disorder
,
Tic Disorders
,
Social Support
pp.1937-1940
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088632
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<Key Points>(1)子どもの強迫症はまれではなく、家族を巻き込む、男児に多いなどの特徴を有する。(2)チック症や自閉スペクトラム症などをしばしば併発する。(3)治療の基本構成は、心理教育、認知行動療法、セロトニン再取り込み阻害薬などの薬物療法からなる。(4)家族・本人と認識を共有して治療の動機づけをすることが重要である。
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