特集 小児科医が知っておきたい精神医学
子どもによくみられる精神疾患 診断と治療のポイント 反抗挑発症/素行症
原田 謙
1
1長野県立こころの医療センター駒ヶ根
キーワード:
怒り
,
注意欠如・多動症
,
コミュニケーション
,
専門職間人間関係
,
プライマリヘルスケア
,
過敏性気分
,
社会的支援
,
紹介と相談
,
素行症
,
家族教育
,
社会生活技能訓練
,
問題行動
,
自閉症スペクトラム障害
Keyword:
Conduct Disorder
,
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Interprofessional Relations
,
Autism Spectrum Disorder
,
Problem Behavior
,
Referral and Consultation
,
Communication
,
Irritable Mood
,
Anger
,
Social Support
,
Primary Health Care
pp.1925-1931
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088630
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<Key Points>(1)今日、小児科医にもODD、CDなどの行動障害の診断・治療の知識が求められている。(2)プライマリケアでは、背景に存在する神経発達症の診断・治療をきちんと行うこと、問題行動のみにとらわれないこと、薬物療法を担いつつ連携のリーダーシップをとることが求められる。(3)プライマリケアでカバーできるのは小学生年代までの、神経発達症を背景としたODDであろう。(4)3歳児健診までに神経発達症児と虐待のリスクが高い親を見いだし、地域と連携して二次障害を予防することは、小児科医にしかできない重要な役割である。
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