特集 境界領域の診療
整形外科的疾患 Osgood-Schlatter病
坂田 亮介
1
1兵庫県立こども病院 整形外科
キーワード:
膝外傷
,
スポーツ障害
,
紹介と相談
,
骨端症
,
整形外科医
Keyword:
Knee Injuries
,
Orthopedic Surgeons
,
Referral and Consultation
,
Athletic Injuries
,
Osteochondrosis
pp.1610-1613
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041534
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<Key Points>(1)スポーツ活動を活発に行っている思春期前後の児童が脛骨粗面周辺の痛みを訴えて来院する場合は本疾患を考えるべきである。(2)単純X線での診断は難しいことがあり、理学所見を重視し、本疾患を疑う場合は、まずは安静、アイシングなどを勧め、必要に応じて整形外科への紹介を行うべきである。(3)保存的加療で大部分の症例で改善が得られるが、スポーツ活動への復帰には十分な準備と復帰後のていねいなケアが必要である。
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