特集 境界領域の診療
整形外科的疾患 肘内障
江口 佳孝
1
1国立成育医療研究センター 臓器運動器病態外科部整形外科
キーワード:
上肢外傷
,
紹介と相談
,
整形外科的マニピュレーション
,
整形外科医
,
肘内障
Keyword:
Manipulation, Orthopedic
,
Orthopedic Surgeons
,
Referral and Consultation
,
Arm Injuries
pp.1578-1580
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041527
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<Key Points>(1)肘内障は「手を引っ張られた後から上肢を使いたがらない」、「マット上での上肢の巻き込み後から使いたがらない」などの特徴的な臨床経過と症状を認める。(2)肘内障治療には回内法と回外法があり肘外側でクリックを蝕知し整復され症状が速やかに改善する。(3)肘内障整復後症状が改善しない場合は三角巾・シーネ固定で数日間経過観察するとともに、骨折などの画像精査を行う。(4)肘内障整復後、外固定で数日経過しても痛みの回復がなければ専門医に紹介する。
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