特集 境界領域の診療
整形外科的疾患 化膿性関節炎
北野 利夫
1
1大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター 小児整形外科
キーワード:
関節炎
,
関節炎-感染性
,
抗細菌剤
,
股関節
,
鑑別診断
,
病歴聴取
,
理学的検査
Keyword:
Arthritis, Infectious
,
Anti-Bacterial Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Hip Joint
,
Physical Examination
,
Medical History Taking
,
Arthritis
pp.1601-1605
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041532
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<Key Points>(1)感染症状(所見)と関節症状(所見)が存在すれば化膿性関節炎を疑う。(2)局所所見に加えて画像診断(超音波断層像、MRI)が診断の補助となる。(3)早期診断・早期治療を行うことにより、関節破壊の進行を防ぎ、関節拘縮、四肢変形、四肢短縮、関節症早期発症などの後遺症発症を回避できる可能性が高くなる。(4)起炎菌の毒性、感染成立からの経過期間、内科的合併症の有無などが、外科的介入の要否、後遺症発症に大きく関係する。
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