症例ノート
イキサゾミブにレナリドミド,デキサメタゾンを併用したIRd療法を実施した3症例
鈴木一史
1
Kazuhito Suzuki
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院 内科学講座 腫瘍・血液内科 助教
pp.924-928
発行日 2018年5月30日
Published Date 2018/5/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201806924
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イキサゾミブは初めての経口プロテアソーム阻害薬であり,レナリドミド,デキサメタゾンと併用したIRd療法として,再発・難治性多発性骨髄腫に保険承認されている薬剤である。IRd療法はすべて経口薬であるため,利便性に優れるが,皮膚障害,消化管障害,血小板減少症などの有害事象に注意を要する。本稿では,IRd療法を行った3症例を取り上げて,当院で実際に行っているIRd療法の投与方法,有害事象管理について報告する。