特集 わが国の血液事業 ~現状と将来展望~
6.輸血・細胞療法と血液事業
室井一男
1
Kazuo Muroi
1
1自治医科大学附属病院 輸血・細胞移植部 教授
pp.699-704
発行日 2017年4月30日
Published Date 2017/4/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201705063
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血液製剤のevidence-based-medicine(EBM)の構築,適正化,標準化は,日本輸血・細胞治療学会と日本赤十字社血液事業が連携し,行政や関係する国内外の学会や団体との情報共有を図りながら進める大きな課題である。この課題は,血液製剤の需給バランスや献血者の採血基準の見直しを介し,日本赤十字社血液事業の活動に影響を及ぼすことが考えられる。