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ラオス血液事業の調査報告
山本 大介
1
,
鈴木 順子
1
,
松田 利夫
1
1北里大学薬学部社会薬学部門
pp.433-437
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208670
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はじめに
医療分野の国際支援のなかでも,血液事業は現地で根付くことが難しく,これまで開発途上国に対して開発協力をしてきたケースは少ない.そのような状況下,開発途上国であるラオス人民民主共和国(以下,ラオスとする)は,これまで日本赤十字社をはじめとする諸外国から支援を受けて,血液事業の基盤を整備し,国内全土で事業展開することに成功した.日本赤十字社による支援終了後のラオス血液事業に関する調査報告はほとんどなく,今回われわれは,ラオス赤十字の中央血液センターを訪問し,C. Souksakhone所長より近年のラオス血液事業に関するデータを得たので報告する.
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