特集 赤血球造血の基礎と臨床
2.動物種間における赤血球造血の多様性
クンケール カセム
1
,
小島直子
1
,
杉山大介
2
Kasem Kulkeaw
1
,
Naoko Kojima
1
,
Daisuke Sugiyama
2
1九州大学大学院 医学研究院 次世代医療研究開発講座 助教
2九州大学大学院 医学研究院 次世代医療研究開発講座 准教授/九州大学 先端医療イノベーションセンター 臨床試験部門
pp.541-548
発行日 2014年3月30日
Published Date 2014/3/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201404031
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
赤血球造血は,造血幹細胞が成熟赤血球に分化する過程である。貧血は赤血球造血の量的・質的異常により惹起される状態であり,その治療法開発には赤血球造血を理解することが重要である。赤血球造血のメカニズムを解明するため,マウス,ニワトリ,カエル,ゼブラフィッシュなどの動物モデルが用いられてきた。本稿では,異種間における赤血球造血の多様性についてまとめた。