特集 アレルギー負荷試験 アップデート
Ⅵ.食物経口負荷試験(即時型)
柳田紀之
1
Noriyuki Yanagida
1
1国立病院機構相模原病院小児科医長
pp.1032-1039
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018081032
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食物経口負荷試験は食物アレルギー診療ガイドライン(JPGFA)2016の第7章で,「アレルギーが疑われる食品を単回または複数回に分けて摂取させて症状の有無を確認する検査」と定義されている。近年は,目標量を少量にすることや摂取間隔を十分空けることにより,重症例に対してもより安全に食物経口負荷試験が行えるようになってきているが,一定の確率で重篤な症状が出現する検査であり,十分な医療体制を整えた上で行うべきである。