特集 アレルギー負荷試験 アップデート
Ⅴ.運動誘発試験
吉田之範
1
Yukinori Yoshida
1
1大阪はびきの医療センター小児科部長
pp.1026-1030
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018081026
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
運動時に咳や喘鳴があれば,運動する機会の多い子どもではQOL(quality of life)に影響する。また,運動時の咳や喘鳴の有無は,気管支喘息児においてコントロール状況を評価する指標の一つである。従って,気管支喘息児で運動誘発試験を行い,運動時の症状を評価し把握することは,適切な喘息治療と患者指導に繋がるため重要である。検査は,自転車エルゴメーター,トレッドミル,フリーランニング,従来行っているスポーツのいずれかの方法で行うが,それぞれの検査の特徴を理解し,十分な運動負荷を念頭に検査を行わなければいけない。