特集 気道炎症の評価
序 ~疾患,病態に応じた適切な気道炎症マーカーを求めて~
滝澤始
1
Hajime Takizawa
1
1杏林大学医学部呼吸器内科教授
pp.1347-1349
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201510009
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気管支喘息やアレルギー性鼻炎は,代表的なアレルギー性気道疾患であり,日常臨床でも極めて頻度が高く,持続的な治療が必要である。したがって,その適切な管理治療のためにも優れた気道炎症のマーカーが望まれている。その条件としては,侵襲性が低く安全で,繰り返し施行でき,しかも検査が容易で経済的であることが求められる。本特集では,病態をめぐる進歩を踏まえて,現在および近未来において有望視される各種の気道炎症マーカーについて,内科・耳鼻咽喉科の双方から解説いただく。