発行日 2016年9月30日
Published Date 2016/9/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201610017
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現在,バイオマーカー開発が盛んに行われ,様々なタイプのバイオマーカーが開発されている。この「様々なタイプ」が生まれた背景には,技術的な進歩によって,がんの痕跡を色々な角度から検出可能になったこと,そして,現在の医療現場における多様なニーズに応えようとした結果である。核酸,タンパク質,糖鎖,代謝産物,そして,がん細胞そのものをマーカーとして利用することで,早期がんの発見,予後予測,治療抵抗性の判断などに役立てている。